こんにちは、たかざとです。
私は編み物が趣味で、このブログで細々と編み物日記を書いています。(その名も 『Knitting Nikki』、語呂感だけは最高)
今回は、先月できあがった作品の完成お披露目記録です。
■目次■
前回までのハナシ
アドベントKCALに参加
前回は、Ravelryグループでの「アドベントKCAL」企画に参加して、師走の忙しい時期にガツガツ編んでます、という話を書きました。
「アドベントKCAL」というのは、 参加グループ内で毎日お題が出て、それに合う毛糸を使ったり編み込みを入れたりしてクリスマスまでに作品を編んでいくという企画。
詳しくはこちら。
www.takazato.site
この企画は、世界的編み物SNS、Ravelry (ラベリー) の日本語KALグループで毎年企画されているものです。参加するのは2回目。
ちなみにRavelry (ラベリー) のサイトはこちら。 (会員制のためメアド登録必要です)
www.ravelry.com
オーストラリアが発祥のサイトなので基本英語ですが、日本語グループもあるので私はそちらを中心に覗いています。
前回の Knitting Nikki では、「もうクリスマスだけどアドベント編み物はまだ完成していないよ!」って状況でしたね。
お題の消化だけでも手一杯なのに、なぜかパーツの編み足しが必要な「パペット」を作ろうと無謀な取り組みをしてました。
今考えると、クリスマスになんてせわしない日記を書いているのか…。
前回の記事UP時点では、正直なところ、本当に間に合うのか不安な気持ちが大きかったんですが‥‥あの後ラストスパートを掛けまして。
はい、できました。
完成しました!
こんな計画でつくりました
元の企画では左右別柄のソックスを1組編むという計画なので、そのお題の内容を6つに分解して、4つをパペット、2つをその他の小物にしました。
計画としてはこんな感じ↓

お題はつま先から履き口に向かって上に編んでいく前提で、「今日は右を10段、お題はXX」「今日は左を7段、お題はOO」という具合に編んでいきます。
その靴下のお題リストを、6つに分けて編むことにしました。
①~⑥まで、6つの筒状のものが出来上がるイメージです。
このうちの①~④をパペットに、⑤、⑥を小物にする計画です。
元のお題のソックスは、つま先側から上に向かって編んでいきますが、私は最初から靴下ではないものを編むつもりだったので、①②の先端部分も筒状のパーツとして編んでいきました。
パペット4つ!
ということで、できあがったパペット4つがこちら!

どうでしょう?
何に見えますか?笑
何なのかはともあれ、手を入れて動かせる人形なのは間違いないので(雑な定義)パペット!!です。
どこでまちがえたのか…
4つのうち、最初はこれを編んだのでした。

これね…たしか、イヌの編み図を参考にしてスタートしたはず。
この本の表紙のイヌですよ。
あみぐるみってほとんどかぎ針編みのものしか本が出回ってないので、この本を見つけて「大発見!」と思った記憶があります。
エストニアの文化・暮らしも写真たっぷりで載っていて面白かったです。
で、例のコレ↓と表紙のイヌを比べると…

ハイ、全然ちがいますね!
ちっとも似てませんね!!
なぜかと言うと、編み方を間違えたんですね。
そして間違っていることに気づいてからも、そのまま誤魔化して進めたんですね。
…私の人生、だいたいがこんな感じです、笑。
『人生、たとえ間違いに気付いても誤魔化して進める』―― それらしく書いてみたものの名言には程遠い。いや、仕事ではさすがに抑えてますがね‥。
さて、この本に出てくるパペットの編み方って
首までを筒状に編んで
↓
前側半分を休ませておき
後ろ側半分で後頭部を編んで
↓
そこから左頬・頭頂部・右頬を展開し
↓
頬部分と休ませている前側とを接続して
↓
鼻先に向かって減らし目していく
という流れなんですが、編み図だけ見ても理解が難しいんですよね。。
特に頭頂部の作り方が特殊で編み図だけでは分からず、本の補足文と編み図を100回くらい行き来しながら編んだんですよ…。
でも間違えてた!
頬のところを編んでいるときに「おかしいぞ」と気づいたんですが、もう戻るには時間も気力もなくって。
「いいや…テキトーに、ここを、こうして、こうじゃ!」
と進めちゃったんですよね。
さらに、鼻先に向かった減らし目も間違えてしまい。
「えーい!もう、とにかく目数を絞っていけば鼻になるでしょ…これを、こうじゃ!」
という感じで できたのがコレです・笑
ほんとうはイヌの編み図、アレンジする気はなかったのに…。
なぜか鼻先にボールが付いたイキモノができてしまいました。
外国のパターンって基本的に編み図がないので、それを編み図として掲載しているこの本はすごくありがたいんです。
が、補足の文章と合わせても理解しきれなかった私の読解力…。
とりあえず、家族やラベリーグループ内ではこれ、「カンガルー」と言い張っています。 カンガルーです。
どんどんできる、ふしぎなイキモノ
とまぁ、1体目からこんなテキトーな進め方で作ったものですから、2体目、3体目だってその出来映えは想像がつきますよね。
2体目はやけに頭の大きな白キツネ、
3体目は鼻がぼんやりしたウシ
が出来上がりました。

誰が何を言おうと、これはキツネとウシです!
ここでは、たしか…ネコとクマの編み図を参考にしたはずなんですけどね。
おかしいな。
またも出来上がったのは、本に掲載されているノスタルジックな動物ではなく。

いちおう後頭部も編み込みしています
しかしもう、この辺りまで来ると、本当にRavelryグループでの完成締切日が迫りに迫っていて、やり直すより、「とにかくカタチにしなければ」という勢いです。
編み物って、せかせか慌てて編むイメージあんまりないと思うんですけど
何ができるかはよく分からないけど、とにかく編み切ろう!
って勢い。ええ、ちょっとおかしいですよね・笑
そして最後、4体目に編んだのがこちら。

最後になって、やっと(ほぼ)間違えずに編むことができました。
これは、ネコです。
THIS is CAT.
…
ネコに見えますよね!
ね!
残りの2パーツ
パペットで力尽き…そして痛恨の見積もり間違い
さて、残りの⑤⑥のパーツについては、同じくパペットの5体目、6体目に挑戦することもできるつくりではあるのです、が。
ここに取り掛かる時点で締め切り3日前な状況だったので、さすがにパペットは諦めて⑤⑥で1組のハンドウォーマーにしようと思いつきました。
輪編みで筒を編んでいる途中で、親指の指孔を作るために途中で数段だけ平編みにする という、何とも自己流な編み方です。
ただ、問題は指孔ではありませんでした‥。

この⑤⑥、図では同じ段数のようにしていますが、実際は段数がちょっと違うんですよね。
というのも、出されるお題が、段数もその日によって違うから。
最後の、靴下でいう履き口のところだけは任意の段数で良いということだったんで⑤⑥左右で調整すればいいかな、と思ったんです。
でも実際はあまりに段数が違いすぎてしまい、そして締め切りがもう数時間後に迫り‥あえなく断念。
ということでできたのがこちら。

左右で長さが違う!!!!
もうショックというか、むしろ笑えますよね。
片手だけなら、問題なさそうなんですけどね…

ハンドウォーマー!と主張するのはあきらめ、タンブラー(水筒)やカップのスリーブとして「も」使えるということにしました…。

指孔あいているけどね!
まとめ
いやぁ…完成披露のブログ記事なのに、こんなにいたるところに 間違えた、間違ったー! と書いているブログも珍しいですよね…笑
でもまぁ、パペットについては息子も怖がることなくギューと抱きしめたり、ぶんぶん振り回したりして遊んでくれました。
一応「息子へのプレゼント」としては及第点ギリギリかな、と思います(甘め採点は私の長所です)。

締切にも間に合って、Ravelry内でもお披露目することができました。
参加賞の毛糸(あみだくじで当たった)も主宰者さんからいただきました!

はー、師走から年越し、そして体調不良の合間も縫って編んでた大仕事、これで一段落です。
大変だけど、楽しい。
趣味って、そういうもんですよね。
今度パペット編むときは、一発でイヌが編めますように・笑
ではでは。